土地に出物はない という話
「私たちは土地探しの大きな助けになりますよ」という話と矛盾するようですが,土地探しは「足を使う」ことがとても大切です.
気になった土地,すすめられた土地は,必ず自分で見に行ってみましょう.
「土地に出物はない」と言われます.土地には高いなら高いなりの理由が,安いなら安いなりの理由があるものです.「このエリアにしては安い土地だな」というところは,見に行ってみると道路幅が狭かったり急な坂道の上だったり擁壁の工事が必要だったりと,何かしら「これが安い理由か」という,なるほどな点が見当たります.
情報をあたり,そのあと足を運ぶ.何度かそれを繰り返すことで,土地の特徴がつかみやすくなり,自分たちの希望に合った土地かどうかが分かるようになります.
家は,住みにくくなったら建て替えることができます.けれど土地はそうはいきません.多くの人が,一生をそこで暮らすつもりで探します.自分たち家族の希望に合った土地を探すのには時間がかかるかもしれません.というか,急いで探せるものでもありません.じっくり時間をかけてなるべく妥協せず,土地に求めることに優先順位を付け,納得できる土地選びができますように.