借りられる金額は返せる金額?
年収に占めるローン返済の割合「総返済負担率」を,
25%〜35%に設定している金融機関が多いです.
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けれど,一度考えてみましょう.
借りられるだけ全てを借りて,
年収の35%をずっと返済していくことが可能かどうなのか,です.
住宅ローンは,20年とか30年とか,長い期間を使って返していくものです.
例えば30年を過ごす間には,いろいろなことが起こるはずです.
子どもが生まれて育ちます.教育費がかかります.あなたの子どもさんは留学の必要な進路を希望するかもしれません.
新築の家でも経年で傷みます.大型台風で屋根や外壁が損傷するかもしれません.家のメンテナンスにかかる費用は大家さんが出して…くれません.あなたの持ち物です.
ちなみに毎年税金もかかります.固定資産税といいます.火災保険料もバカになりません.
思いがけない社会情勢の変化で(コロナ禍とかがまさにそうですよね),勤めていた会社が傾くかもしれません.病気や事故のために療養費がかかるかもしれません.
もちろん宝くじが当たったりなんらかの特許をとったりして
使いきれないほどのお金が舞い込む未来があるかもしれません.バンザーイ
要するに,わからないのが将来だ.ということです.
だからこそ,借りられる金額と返済していける金額は別物だと考えなければいけません.
では「返済していける金額」とは?
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